伸縮装置取替
伸縮装置は、桁の温度変化、乾燥収縮等による変位に対して車両を支障なく走行させるために必要なものであります。しかし伸縮装置は桁端の構造的に弱点の部分に置かれ、直接輪荷重の繰返しを受けるため最も破損を生じやすい部分であります。近年においては、伸縮装置からの漏水による不具合(主桁・支承の腐食)が多く報告されている為、維持管理においても極めて重要な部位であります。伸縮装置は、突合せ型・荷重支持型・埋設型に分類されますが弊社では全て対応可能です。また応急的な修繕についても多数の実績があります。
突合せ型 :床版遊間部で輪荷重を支持しない構造(小~中規模橋梁)
伸縮装置の非排水化
鋼製フィンガージョイントの遊間部(シール無し)を非排水化構造にする工法。工事は交通規制が不要となるが、伸縮装置下面の狭隘部での作業となる為、端支点部の構造によっては適用できない箇所があり注意が必要です。